夏はドライフラワーには過酷な季節
ドライフラワーは梅雨の時期から湿気で少ししんなりしてくるものもあり首が垂れてきたりします。強い日差しが当たると色落ちも急激に進んでいきます。
麦わらでは、生花をそのままドライにして特別な加工はしていないので、劣化を完全に防ぐことはできません。
なるべく長持ちさせるために、お店では雨戸を閉め、直射日光が入らないように気をつけていますが、それでもどうしても劣化するお花もあります。
薄い花びらの花(ラナンキュラス・バラ・スイートピーなど)の扱い
花びらが薄いラナンキュラスやバラ、スイートピーは、この時期に急激に色落ちして花びらが取れてしまったりすることが多いです。首が垂れた場合は下向きに吊るして再度乾燥させると戻ることもあります。
夏でも元気な強いお花「ネイティブフラワー」
その中でも、とても強いお花があります。それがネイティブフラワーです。
オーストラリアやアフリカ原産のネイティブフラワーと呼ばれるお花たちは、乾いた土地に咲くこともあり、ドライ化もほとんど失敗しません。丈夫なので逆に「いつ捨てていいのかわからない」くらい長持ちすることもあります。
オーストラリア・アフリカ原産|おすすめネイティブフラワー
その中でもおすすめのネイティブフラワーをいくつかご紹介します。
- プロテア/キングプロテア
南アフリカ原産。大ぶりで存在感がある花。ドライにしても形がしっかりして長持ちします。

- ピンクッション
南アフリカ原産。名前の通りくるくるとした針状の花びらが特徴的。オレンジやイエローの花で元気な印象を与えます。

- ドライアンドラフォルモーサ
オーストラリア原産。ゴールドの細い花びらがまとまって咲き、ナチュラルで優しい雰囲気を演出します。

この他にもバンクシアやリューカデンドロンなど、ネイティブフラワーと呼ばれるお花はたくさんあります。
ネイティブフラワーは初めての方にもおすすめ
1〜2本飾るだけでもおしゃれにまとまるので、ドライフラワー初心者の方にもおすすめです。
飾り方のポイント
1〜2本飾るだけでも部屋に彩りを添えることができ、見るたびに癒されます。パンパスグラスや紫陽花、スターチスなどとの相性も良く主役にもなるお花です。ただプロテアなどはお花の頭部分が重いので、茎が長い場合は特に重い花瓶や重心の低いピッチャーなどに飾るのがオススメです。
麦わらでも1本から販売しています。飾りたい花瓶などがある場合は、ご来店の際に持ってきていただくと、花瓶に合わせてその場で長さ調整したりご提案もできるのでぜひお持ちください。
まとめ
今回は、夏のドライフラワーの注意点と、夏にも負けない強いお花のお話でした。
暑い季節でも元気に咲くお花を選んで、お部屋に少しだけ彩りを添えてみてください。
飾るだけで、ふと目に入ったときにほっとする、そんな小さな癒しの時間になります。
店主